看護師がミスをしてしまった時、どのような対処を行うのでしょうか。
ほとんどの場合は、職場の先輩や上司が指導者として助け合っていくことが多く、看護師は1年目はプリセプターという指導担当者がついていろいろと指導してくれます。
しかし、2年目はプリセプターがなくなり自分で判断しなければならない場面が多くなります。
こうした状況の中でミスが起こりやすくなっているといえるのです。
逆をいうとチーム内での人間関係はミスを起こす原因にもなるほど大切な点といえます。
ミスに気付いた時には、不必要な感情は起こさず、迅速に動くことが必要です。
起こってしまった事象に、感情を動かすのではなく、まずは冷静になり、次に何が必要かを考えることが重要です。
看護師のミスは、度合もさまざまですが、対策を取るためには一人では解決できない部分が多くあります。
まずは、一人で反省するよりも他の人とのコミュニケーションをとる事が先決であり、そのためには日頃から職場の同僚や、上司との関係を築いていくことも必要でしょう。
その一方で誰かのミスをカバーすることも考えられるため、そこで働く全員がチームで働いているという自覚を持つことも大切です。
個人で各自注意するのはもちろんですが、チームとしてミスを起こさないように日頃から対策を取るようにしましょう。
また、現場が忙しすぎてミスが起こっている事もあり、その場合は現場だけでは対応しかねます。
申し送りとは別に思ったことを書けるノートを共有し、勤務時間が違ってもお互いの意思疎通がとれるようにするのも一つの対処法ですが、根本的に働く環境を見直すことも重要です。